石鹸とシャンプーの影響

アトピーの原因としてよくお医者さん方に取り上げられる食事やダニなどの話は、後回しにしたいと思います。その前にまず考えていただきたいのが直接的な肌の刺激です。

アトピーの原因として肌が不潔だからと考える人がいますが、それは大きな間違いです。

日本人はそもそも清潔好きです。お風呂に入って髪を毎日洗わなければ気持ちが悪いという人も多いのではないでしょうか。

そんな綺麗好きが多い日本が世界有数のアトピー大国になるわけはありません。

むしろ逆にそのきれい好きがアトピーの原因を作っているのではないでしょうか。

昭和30年代以前は毎日お風呂に入る人なんて滅多にいなかったと思います。

髪も1週間に1度洗髪すれば上等でした。

おそらく戦前は石鹸などほとんど使っていなかったのではないでしょうか。

それでもアトピーなどという病気はほとんどありませんでした。

私たち日本人はおそらく神経質なほど体を清潔にしようとします。しかし体は決して本当に喜んではいないはずです。

私たちの皮膚の表面には無数の細菌が住み着いています。これを常在菌と呼びますが、肌はこの常在菌に栄養を与え育てることで、攻撃性の強い細菌が外部から侵入してくるのを防いでいるのです。

たとえれば一種の用心棒を自分の体に雇っているようなイメージでしょう。

腸内フローラという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?腸内フローラとは腸の中に常在菌が住みついている状態を意味していて、肌とまったく同じように細菌が体の内部も守ってくれているのです。

私たちの体はこのような微生物と共生することで何十億年も生き延びてきたわけです。

そう考えるとお風呂に入って石鹸やシャンプーで体を毎日洗うのがむしろアトピーを呼び込む行為であることを理解できると思います。

アトピー用として殺菌力の強い石鹸をわざわざ売ろうとする業者さんがいます。

アトピーになったら体を清潔に保ちましょうと間違った指導をしているお医者様もたくさんいらっしゃいます。

そうではなくて清潔すぎる生活習慣を改め、肌の気持ちをよく理解してあげることが大事なのです。